今回は2歳半頃からおすすめの教材の販売のご紹介です。
こちらの商品は職人により一つ一つ丁寧に仕上げています。
天然木素材を使用してお作りしました。

 

 

 

【1】この教材は何歳からおすすめ?

こちらのりんごの木はつばめの家では2歳~3歳のミニリトルベアクラスさんを中心に、幼稚園クラスでも導入として年少さん年中さんがよくお仕事をしています。

2歳のお子様はまだ指が成長途中ですので、なかなか穴に入らないこともございますが、3歳頃になりますと安定し、徐々に入れられるようになります。

細かいものを用意するタイミングは、口に物を入れなくなってから、そして

人差し指や中指が独立し始めた2歳3か月~2歳半がおすすめです。

※指の独立前は親指とそのほかの4本の指でつかむことが多いかと思います。4本の指が徐々に独立していきます。

 

小さいお子様向けのようですが、この教材は年少さんや年中さんもよく使っています。

 

【2】この教材の目的は?

 

①まず指を使いたい子ども達はつまむことが好きで、指先でつまむ練習ができます。
②つまむだけでなく、小さな棒に刺しますので、手と目の協応力をつけることができます。
③目をぐっとこらえ集中し、集中力を育てることになります。
④数を数えながら刺すこともできます。声に出したり出さなかったり。どちらにしても数をカウントすることで数えるリズムを自然と身につけることができます。
⑤はめるだけでなく、外すときにも指先の力を必要とします。外して器に入れることで、元に戻す練習にもなります。
⑥つまむのは指先の力ですが、つまんで器に戻す反復練習は、同時に腕の筋肉を育てることになります。
⑦終わったら両手で木の枠を支えて元の所へ。両手で支えて持ち移動することで体幹を育てることにもつながります。

 

【3】モンテッソーリ教育で3本の指が大切な理由は?

 

 

モンテッソーリ教育では何より、人差し指・中指・親指の3本の指を使うことを大切にしています。
この指は、脳とつながっていて、つまむことを繰り返し自然と脳を育てています。
また3本の指は、鉛筆を持ったりお箸を使ったり細かい作業をしたり、生活のあらゆる活動で必要としています。
その指を鍛えることで子どもたちは生きていくうえで必要とするほとんどの活動能力を獲得すると言っても過言ではないくらい、
今後必要な力です。

【4】りんごの木の見せ方(お子様への提示の仕方)

提示する時に
①まずは大人の方が赤い玉を3本の指でつまんでゆっくり上にあげる。
この時、「こうして3本の指でつまむよ。」と伝えるように(できるだけ声を出さず見せることがベストです)
②そして穴を棒にゆっくり刺す。
③いくつか刺したら、今度はゆっくり外し、器に戻します。
※戻すところもしっかり見せてあげてください。

もしお子さまがなかなかつまむことなく、握るように持っていたとしたら・・・

→ 「こういう風に指でつまむよ」とつまんで見せてあげてください。

りんごの穴は棒にピッタリ刺さるように考えております。難度を少し上げるためにあえてゆとりをあまり持たせないようにしております。
※穴は全て、棒に刺さるかどうか検品済みです。

【5】このりんごの木の魅力の一つ

りんごの木は一つ一つペイントしています。
子ども達の目に優しく、素敵な絵画です。感性の豊かな子どもたちに目にしてほしい美しい絵画です。

りんごの木が少しずつ完成していく様子は子ども達にとってもわくわくした気持ちになります。
ただつまむ練習をするより、きれいな絵画が完成していくと、更に気持ちが嬉しくなります。

 

是非ご家庭に、教室に、そして園などでお使いください。

 

つばめの家

プロフィール

藤原愉美/YUMI FUJIWARA

大学の時に初めてモンテッソーリ教育に出会い、子どもは人格者であり一人の人として育てる事の大切さを学び感銘を受けました。その後、モンテッソーリ幼稚園幼稚園・市立幼稚園小学校での勤務の後、モンテッソーリ教室「つばめの家」を開講し、約24年もの間モンテッソーリ教育に携わり、勉強と研究を重ねてきました。今後も家庭でできるモンテッソーリ子育てやおすすめなど発信していきたいと思います。

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